ルールとマナー
社会を生きるという事は必ずルールが必要です。
職場、交通、公共住宅、などなど…
でも、本当にルールが一番でしょうか?
先日、大相撲の土俵上で倒れた市長を助けようと土俵に上がった女性に対して「女性は土俵から下りるように」とのアナウンスがあって賛否を呼んだニュースは記憶に新しい事ですが。
僕はこの事態が起きる前から、よくうちのスタッフに何度も言っていた事があります。
それは、「ルールをやぶってもマナーを守れる人間になりなさい」という事です。
若僧の考えと思うかもしれませんが、僕も40年間を無駄に生きてきたわけじゃありません。
むしろ、美容学校での教師経験もあります。
その40年間で気付いた事は、やはりくだらないルールよりマナーを大切に生きる他人を思いやる事の出来る人間を育てる事が大切だという事です。
くだらないルールを設けているから人が育たないんです。
ルールで規則的に動かす事も大切ですが、それよりも自ら考えさせる事の方がもっと大事だと思います。
その事に気付いた美容学校は、今、我先にと「茶髪ダメ」と言っていた校則を改正しています。
上の一行を読んだ方で「そんなんだから最近の若者はダメなんだ」と少しでも思った方。
ちゃんと臨機応変に物事の考えを使い分け出来てますか?
僕が言っているのは「校則を緩くしろ」という事ではありません。
やはりルールは必要!これは前提にあります。だから、法律があるんです。
ただ、「伝統」とか「習わし」とか「決まりだから」、に捕らわれていては良い判断は出来ないと言ってるんです。
僕はよく車を運転しますが、ご高齢でも無く車内に幼児を乗せている方でも無く、明らかに身体が不自由では無い方、ルールに乗っとり過ぎて前後左右の運転手に迷惑をかけるのはやめましょう。
法廷速度40kmという道路をずっと40kmで走る事がどれだけ周りに迷惑を与えているか全然わかっていないんです。
そのハートの強さ、ある意味尊敬しますが。
とにもかくにも、僕が言いたいのは規則より思いやり。
ルールやぶってもマナーは守るぜ