第12回!かずき増田のすべらない話
「親父のパズル」
僕が小さい頃、お父さんがパズルにはまっている時期がありました。
それも1000ピースくらいのかなり本格的なパズルで、
内容は、富士山を描いた風景画もあれば東京タワーが見える夜の東京の写真だったり、
完成したパズルはお茶の間に飾られ、部屋に彩りを与えてくれていました。
そんなある日
今までお茶の間に飾ってあったパズルを全て片付けてしまい、また新しいパズルに打ち込み始めました。
次は何を作るんだろう、と僕も楽しみにしていました。
ところが、お父さんの顔つきが今でとは明らかに違いました。
何かに取り付かれたように一心不乱にパズルに没頭し、趣味とは思えないほど必死の形相でわずか1週間ほどで仕上げたパズルは
全裸の外国人女性がシーツで大事なところだけを隠して、こちらを挑発して立っている写真でした。
親父よ
茶の間に金髪女は似合わんのよ