第4回! かずき増田のすべらない話
『左手はそえるだけ』
それは僕がバスケットボールをしているところから始まりました。
ドリブルの真っ只中。
相手の選手をどんどん抜いてゴールに向かって華麗に…
シュート!と、手を高く上げた形のまま目を覚ましたら、目の前には女性が立っていてかなりビックリした顔で僕を見ていました。
そして、ニヤっと笑った顔が忘れられない。
そこは満員電車の中で僕はシートに座っていたらいつの間にか爆睡し、なぜかほとんどやった事もないバスケットボールの夢を見やがったんです。
僕はその高く上げた手を何事も無かったように戻し、腕を組んでひたすら眠ったフリをしました。
我ながら「左手はそえるだけ」の綺麗な手の形してたけど、あの女性はちゃんとバスケットボールと思ってくれたかな〜
マイケルジャクソンの「スリラー」にも見えるな…
ハンバーグ師匠の「じゅわー」と思われてたらどうしよう…
ピンクレディの振り付けでこんなのあった気が…
ま、二度と会う事もないしどうでもいいや!
そう思わないとやってられん