「かずくんのつぶやき」4
インディアンが持っているのは軽い槍
軽い槍で人を殺す
我々が持つのは思い槍
思いやりを持てる人間でありたい
教育とは
僕もリーダーという立場上、教育についての色々なノウハウを学ぶ場面があります。
やれ心理学だの
やれコーチングだの
やれイエナプラン教育だの
数え上げれば切りがありません。
確かにこれはとっても大切で、むやみやたらに教えれば良いってもんじゃありません。
人間は十人十色だからです。
その子その子にあった教え方、誉め方、叱り方があります。
僕もよく活用します。
でも、なんだかんだ言って大切なのは
情熱を持って、育てる事です。
それに勝るものはないんです。
それで、例え裏切られてもいいじゃないか。
それでも、その子を信じて育てようと一生懸命になった自分を誇りに思え。
なんて、カッコつけてますが、本音であり念頭に置いている事です。
そして、僕の教育の基盤にある言葉を最後に紹介します。
やってみせ、言ってきかせて、させてみせ、誉めてやらねば人は動かじ
「かずくんのつぶやき」3
9の欠点より1の才能を見てあげろ
「かずくんのつぶやき」2
管理はするけど監視はしない
「かずくんのつぶやき」1
結局はスタッフがいるから、店長という立場で偉そうにさせてもらってるだけだなあ
第10回!かずき増田のすべらない話
「大浴場にて」
小学生の頃、毎年家族で2泊3日の旅行に行っていました。
その行き先のほとんどが伊豆だったんですが、ある年だけ千葉になりました。
今思えば、それが不幸の始まりだったんです。
朝早く家を出て、午前中には海に着く。
そして、一日泳いで夕方宿泊先に到着する。
決して裕福ではなかった我が家は、毎年、初日はお世辞にも綺麗とは言えない民宿に泊まり、二日目はCMにも流れるような立派な旅館に泊まる、というのが通例でした。
きっと親なりにこの日の為にコツコツとお金を貯めて、一年に一度くらいは子供に贅沢をさせようと考えていたんでしょう。
初日、ゲームセンターもカラオケも付いていない、夕食はせっかく千葉に来たのにお刺身も無いトンカツ定食(もちろん美味しいですよ!)、ましてや大浴場なんてあるはずもない民宿で、家族でトランプをしたり、海岸沿いを散歩したり、もちろんそれなりには楽しいんですが僕の最大の楽しみは明日!
今年は「🎵◯ったり、◯っぷり、◯〜んびり🎵」でおなじみの、あの旅館に泊まれる!
早く明日にならないかな〜おやすみ〜
ZZZzzz…
二日目、民宿に「お世話になりました!」と別れを告げ、
向かうは九十九里の海。
一日泳いで最高に楽しい!
さて、お待ちかね!
ホテル◯日月にいざ、出発!
早く大浴場に入りたいな〜
でも、日焼けしたからメチャクチャ痛いんだろうな〜
そんな事を考えているうちに到着!
すげえ!!!でけえ!!!
もうワクワクしっぱなし!
まずは、部屋に案内してもらい一休み。
部屋もまたすごいなコレ。
房総半島を一望できるオーシャンビュー!
英語で書くとocean view!
いやいや、そんな事はどうでもいい、僕としては早くお風呂に行きたくてしょうがない。
親を急かして、いよいよ待ちに待った大浴場へ!
お父さんと僕、お母さんと妹に別れ「またあとでね〜」
と、「男湯」と書かれた暖簾をくぐり、服を脱ぎ、お父さんの後ろを付いて行きながら、風呂場のドアをガラッと開けた瞬間
目に入ってきたのは、洗い場の前に綺麗に一列になって座っている、般若のイレズミを全身にほどこした20人くらいのおじさん達の姿でした。
それを見た瞬間、お父さんは進行方向を一気に90度変え、洗ってもいない体でサウナに入って行き、
さも最初からここに入るつもりだったと言わんばかりにドカッと座って腕を組み、股を開き
完全に頭の中では1人で作戦会議をしているのがバレバレ
そんな事をしている間に
とうとうヤ◯ザの方々がサウナに入ってきた〜
(ちなみに実話です)
完全に閉じ込められた!
かごの中の鳥じゃねえか!
もう逃げられねえ!
とお父さんをパッと見ると
何事も無かったように立ち上がり
さあ、良い汗かいたから体洗うぞ〜
と僕の顔も見ずにさっさと出て行ってしまった
見捨てる気か?と思いつつ、僕も慌てて出ていき
でも、その後はゆっくりと体を洗い
湯船につかり
気付けばヤ◯ザの人達もいなくなり
良い湯だった〜と
脱衣場に戻るドアを
開けると
まだ皆さん、扇風機に当たって涼んでいらっしゃる〜
背中の般若も涼しそう〜
お父さんとそそくさと着替えていたその時
ヤ◯ザの皆さんはぞろぞろと帰り出し
ホッとしていると
僕らの前を通った1人のヤ◯ザの方の
ズボンから10円玉が落ちてコロコロとお父さんの足元に転がっていったんです
(くれぐれも実話です)
その10円玉を拾ったお父さん
何をするのかと思ったら、よしゃあいいのに
「お金落としましたよ」
と、話しかけやがったんです
すると、そのヤ◯ザはこっちを振り向き
「いるか!そんなはした金」
と怒鳴って行ってしまったんです
僕は初めてお父さんが怒鳴られるのを見て
複雑な気分でお父さんの顔を覗くと
お父さん、カッコ付けた顔でこう言ったんです
「10円を捨てる者は10円に泣く」
いや、全然カッコ良くねえわ!